嬉野の「温泉」「お茶」「焼き物」
3つの産業を新しい切り口で表現
次代に繋いでいます

旅館大村屋 15代目

北川 健太

半分仕事、半分遊びハーフオフィシャルって仲間と良く言うんです

「嬉野茶時」という活動をしています。
嬉野に1300年以上の歴史がある嬉野温泉、400年続く肥前吉田焼、嬉野茶は500年。
これだけの産業が同じ町内に残っているってすごいことで、これらを串刺しにして何か活動できないかと始めたのが「嬉野茶時」でした。
茶時では、ほぼすべてのことを嬉野の人たちでやるようにしています。
旅館、お茶農家、焼き物、酪農家、お菓子屋、パン屋、レストラン…、いろんな業種の人たちが一緒に活動しています。
生産者さんが「私がつくったお茶です」ってお客様にサービスするのは、ソムリエの究極版で、どんなに有名なソムリエでも、「私がつくったブドウです」とは言えないじゃないですか。
私が自分の旅館以外の場所で接客しているわけですよ。
町全体でおもてなしをしている感覚、そこが面白いじゃないですか!

PROFILE

1984年嬉野市生まれ。嬉野温泉で一番古い旅館「大村屋」の15代目。東京の大学を卒業後、旅館を継ぐべく旅館やホテルを運営する会社に就職、25歳でUターンし、代表取締役に。旅館経営の傍ら、ユニークなイベントを企画したり、嬉野町が持つ宝、温泉、お茶、焼き物を軸に、「嬉野茶時」を立ち上げ、住民主導で新しい価値を提案し続けている。

地域を活かし佐賀をつくる SAGA LOCALIST

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