箱ものではなく
今あるものを使って
人をどれだけ呼べるか
発信できるかが大事

本間農園代表

本間 昭久

地域おこしは一過性のものではなく継続させること

鶏舎では鶏が主人公。
急いでいると作業優先になりがちですが、朝は「おはよう、入るよ」、卵を採る時は「採るよー」と声をかけています。
どれだけ謙虚になれるか、どれだけ対象から学べるか、私は補佐的に世話をさせてもらっているという認識で農業と向き合っています。
脊振はなんにもないと言う人もいますが、ないないばかり言っているとキリがありません。
ここにはお金を使わずに遊べる場所がたくさんあります。
そう、自然を活かした遊びです。
そう考えると脊振はすごく面白い場所です。
地域活動は、義務感、使命感からスタートするかもしれませんが、自分自身が愉しめているかが長続きの秘訣だと思います。
生き方と合っているか、どこに豊かさを求めるか、だと思います。

PROFILE

1971年栃木県生まれ。「本間農園」代表、「地域資源研究会せふりの風」代表。チェルノブイリ原発事故に衝撃を受け、机上の学問より地に足をつけて生きようと、大学を中退し農業法人に。日本各地で農畜産業に携わり、2003年脊振町に移住。専業農家として、卵、野菜づくりなどに従事しながら、脊振の移住促進や町を盛り上げるイベントを行っている。

地域を活かし佐賀をつくる SAGA LOCALIST

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