子どもたちが地域とつながるきっかけづくりを。

2020年SAGAローカリストの一人としても活動されていた、『ぺぺんち』の吉田誌子さん。実は、『KTCおおぞら高等学院』の講師としての顔も持っており、佐賀キャンパスで授業を行うほか、子どもたちと地域の人とのつながりをつくるため、ボランティアなどさまざまな活動を行っています。

「自分が子育てなどで悩んだとき、頑張って外に出てみたら、たくさんの人と知り合うことで、一人で抱えていた困り事が減ったと感じました。いろんな人と出会う中で、嫌な思いをすることもあるかもしれないけど、それを超えるいいことがいっぱいある、と子どもたちに知ってほしいんです」と話します。

安心できる場所があれば、外に飛び出せる。

昨年ローカリストとして活動する中で得た、『ゆめさが大学』や大学生など世代の違う人たちとのつながりは、子どもたちと地域をつなぐきっかけになったそう。「イベントやボランティア活動を行う中で、活動に関わる人たちが、何をするのか、何ができるのかと自分で考え、お互いの長所を生かし合うイベントになったんです」と嬉しそうに話す吉田さん。
外とのつながりをつくる学院での活動と、いつもの仲間が集う『ペペんち』、どちらも「子どもたちが安心して育っていく場所をつくる」という共通の思いで取り組んでいます。子どもたちが成長して、佐賀を離れた後も、佐賀を思い出せるような種をたくさん持たせてあげたいと願う吉田さんの周りには、今日も子どもたちの笑顔が溢れています。