イベントのにぎわいを日常的な景色にしたい。

特定非営利活動法人『灯す屋』代表の佐々木元康さんは「有田に住む人の暮らしを豊かに」という想いで、空き家の活用や移住・定住の支援に取り組んでいます。これまで空き店舗を改装して『work&space sumire』やシェアハウス&シェアアトリエ『コネル』をオープン。

また空き店舗を利用したマルシェイベント『うちやま百貨店』では、たくさんのお客さんが訪れるだけでなく、出店者と地元商店の方との交流も生まれています。佐々木さんは「マルシェ期間中の町のにぎわいを日常的な景色にするためには、どうすればいいか考えていきたい」と話します。

空き家に光を灯し、まちの未来に笑顔を灯す。

今年度からの新しい取り組みとして、佐々木さんは行政書士・司法書士・不動産業者らと協力し『空き物件活用推進ネットワーク』をつくりました。さまざまな専門分野の方と、空き家を再利用する際の問題（家の荷物や相続など）をクリアにしていき、移住を考えている人への橋渡し役を担います。

「いろいろ試行錯誤して失敗もあるけれど、未来に向けてやるべきことが少しずつ見えてきています。仕事をしていて楽しいですよ！」と佐々木さん。『灯す屋』の代表として、まちの空き家に光を灯し、有田町の未来に笑顔を灯していきます。