世の中の仕組みを知るために
地域おこし協力隊に

2015年に地域おこし協力隊として基山町に移住してきた橋本高志さん。佐賀と福岡の県境にある町の利便性に着目し、この町に必要なインフラは宿泊施設だと考え、任期満了後の2018年10月、駅近くの空き家をリノベーションした『TIPS HOSTEL』を構えます。

起業する前、世の中のお金の流れや仕組みを学ぶために地域おこし協力隊に参加したという橋本さんは、活動のフィードバックや、発見した課題解決に継続的に取り組むための仕組みが必要だと実感。現在佐賀県地域おこし協力隊ネットワーク代表理事を務める佐々木元康さん、門脇恵さんが進めていた、ネットワークづくりの活動への参加を決めます。

活動や体験を通して、
基山町のファンを増やしたい

現在は、佐賀県地域おこし協力隊ネットワークの事務局長として、隊員募集内容や制度に関する質問、業務環境の整備など、隊員・自治体職員の両方からのさまざまな相談を受け付け、隊員と地域のミスマッチを防ぐといった、地域おこしに関わる人たちの大切な拠り所となっています。今後はものづくりが盛んな基山町の特長を活かし、体験と宿泊をセットにしたパッケージなども計画中です。既に2020年2月には宿泊者に基山町を周遊してもらうモニターツアーも開催し、次回開催の準備も進めています。これから仲間を増やし、基山に滞在して、基山を楽しんでもらえる仕組みを作りたいと語ってくれました。