個性豊かな嬉野の茶畑から「美味しさと気持ちを贈る文化」の種を蒔く
『グリーンレタープロジェクト』代表
三根 孝之さん
誰かを想い、手紙を出すように“お茶を贈る”
旅先から絵葉書を出すように、切手を貼ってポストからお茶を贈る―、そんなワクワクする楽しさが詰まった『グリーンレタープロジェクト』。嬉野市の若手茶農家16人が集まって2019年に始まったこのプロジェクトの代表を務めるのが、124年続く三根孝一緑茶園の5代目、三根孝之さんです。「お茶を贈る」「急須でお茶を淹れる」という習慣が減り、右肩下がりの市場を何とかしたいと、1袋5gの個包装で、メンバー16名それぞれのイチオシのお茶とブレンド茶、合計20種類のお茶を製造。パッケージには子どもたちのイラストを使い、好きな味や絵柄を3種類選んで、手紙のように郵送できるセットも開発しました。
お茶は“嬉野を想う種”。全国へ飛び立ち、育ってほしい
さらにパッケージにはお湯の温度や量を記載。封を切ればコツいらずで簡単に美味しいお茶が楽しめるこの商品は、嬉野を代表する老舗温泉旅館などでも、お土産品として大人気に!「嬉野は自分の畑だけでお茶を作っている農家がほとんどなので、ワイナリーのようにそれぞれの個性が楽しめるのも特徴です」と話す三根さん。嬉野ならではの贈り物として人から人へと伝わっていき、子どもたちが自信をもって『嬉野には美味しいお茶がある』と紹介できるような未来を作っていきたいそう。代々受け継いできたお茶づくりへの情熱と、先人たちが守ってきた”人を想う“文化を、アップデートしながら未来へとつないでいきます。
三根 孝之(Mine Takayuki)
1986年嬉野市生まれ。創業124年を迎える三根孝一緑茶園5代目。品質にこだわる両親の姿を見て育ち、2011年に日本茶インストラクター取得、内閣総理大臣賞1回、農林水産大臣賞7回、2019年日本茶AWARDファインプロダクト賞など多数の受賞歴を持つお茶のスペシャリスト。“大切な人へ気持ちと共にお茶を贈る文化”を伝える『グリーンレタープロジェクト』を若手茶農家15人と共に立ち上げ、代表として商品開発や販路拡大などさまざまな取り組みを行っている。
オンラインストア:
https://greenletter.stores.jp/
Instagram:
https://www.instagram.com/ureshino.tea/
LOCALIST(ローカリスト)は、佐賀県内で精力的に地域づくり活動に取り組んでいる方で、若い世代の方々にお願いしています。