国内外の多彩な活動の中で、
人々の「輪」と「和」を広げる。

認定NPO法人地球市民の会 事務局長・ゲストハウスHAGAKURE 代表

岩永 清邦

佐賀に外国人と気軽に交流できる場を

認定NPO法人『地球市民の会』の事務局長を務める岩永さん。国外ではミャンマーなど東南アジアの人々の農業支援や教育支援、国内では地域と連動した子どもたちの居場所づくりや災害支援など、その活動は多岐にわたっています。
また2017年には『ゲストハウスHAGAKURE』を開業。利用客として多くの外国人が訪れています。「ゲストハウスでは佐賀のお酒も提供しています。ここで知り合った人が次の日いっしょに佐賀を観光するといった交流も生まれていますよ」と岩永さん。これからの地域づくりは、外国人と手を取り合うことが大切だと考えています。

岩永さん写真1

主役は自分たちではなく、地域の人々

岩永さんは県内の中高生とSDGsを推進していく取り組みにも関わっています。SDGsとは「誰ひとり取り残さない社会」をテーマにした世界的な開発目標のこと。あるとき岩永さんの話を聞いていた学生が「大人にはまかせられない。私たちがやります!」と声を上げました。その言葉に、佐賀の明るい未来を感じたといいます。
ゲストハウスの屋号にも使われている葉隠の教えの中には『俺が俺がではなく、人を引き立たせることで自分が輝きなさい』という教えがあるそう。その心を受け継ぎ、岩永さんは活動の中で人々の「輪」と「和」を広げています。

岩永さん写真2

岩永さん写真3

PROFILE

1983年鹿島市生まれ。大学卒業後、青年海外協力隊員として中国へ。
帰国後「認定NPO法人地球市民の会」に参加し、現在は事務局長を務める。2017年「もっと気軽に外国人とふれあえる場を」という思いからゲストハウスをオープン。現在は「誰ひとり取り残さない社会」をテーマにした国際的な開発目標『SDGs』を推進する取り組みも行う。

地域を活かし佐賀をつくる SAGA LOCALIST
LOCALIST(ローカリスト)は、佐賀県内で精力的に地域づくり活動に取り組んでいる方で、若い世代の方々にお願いしています。