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【令和5年7月18日】嬉野高校 ひだまり体操

【令和5年7月18日】嬉野高校 ひだまり体操
嬉野市企画甲子園
嬉野市

「佐賀の素晴らしさを一人でも多くの人に知ってほしい」そんな想いを込めました。

梅雨明けを控えた7月中旬、嬉野高校でひだまり体操のお披露会が執り行われました。(嬉野高校公式インスタグラム

ひだまり体操は、県で実施している「第6回佐賀さいこう!企画甲子園2022」出場校の中で、4位(プレゼンテーション賞)を受賞した嬉野高校のチームにより企画されました。

ちなみにこの日は、県内の主要なメディアも集まる中で、
・高校生介護技術コンテストの実演発表
・ひだまり体操
・にわか劇
のお披露目ということで、生徒さんたちの緊張感がこちらにも伝わってきました。

↓佐賀県介護技術コンテストで優勝したお二人による実演と見守る仲間たち?✨

「ひだまり体操」とは?

第6回佐賀さいこう!企画甲子園2022に出場し、4位(プレゼンテーション賞)を受賞した企画です。
嬉野高校で社会福祉を学ぶ生徒が自発的に集まり、
・「健康寿命を延ばす」ことに貢献したい
・佐賀の素晴らしさを知ってほしい
という想いを実現するために制作されました。
活動当初はまだコロナ禍でもあったため、「家の中でも高齢者の方々に体を動かしてほしい」という想いを込めて、地元のケーブルテレビで、馴染みのある音楽(歌謡曲や童謡など)に高齢者でもできる体操を振付し、放送していました。徐々に「もっと色んな人に知ってもらいたい」という想いが大きくなり、オリジナル曲を作成し、その曲に合わせ高齢者でもできる体操をカスタマイズし、「ひだまり体操」として打ち出したそうです。

↑本番前ソワソワする生徒たち☺
↓たくさんのカメラが向けられる中で息ぴったりに踊り切りました!

現在の活動

ひだまり体操を企画した先輩たちの想いを引き継いで、「ひだまり体操」の発展に向け、曲の3番を作成中とのこと。現在は婦人会や老人会への訪問と、年に3回ほど開かれる“ひだまりサロン”で実施しているそうです。
また、嬉野市のケーブルテルビ「テレビ九州」にて毎日正午に放映され、市民にも徐々に浸透しているそうです。

制作時大変だったこと

ひだまり体操の歌詞は、生徒たち自身で考えました。その作詞作業が一番の苦労したポイントだったといいます。
「歌詞を考えようってなった時、全然みんな手が挙がらなくて…」そう話すのは、代表メンバーの一人、田原さん(写真右)。
そんな中できっかけを作ってくれたのは浦郷先生だった言います。「あまりに作詞の案がでなかったので、浦郷先生が『大切な人と佐賀でデートすることを想像してみて』と声をかけてくれました。そしたらみんなみるみる手が挙がって…。」と林さん(写真左)。生徒たちの熱意を汲み、通常業務の中で、企画甲子園の出場のサポートにご尽力された浦郷先生。そんな生徒目線の浦郷先生だからこその声掛けで、「ひだまり体操」は生徒たちの感情がこもった温かみのあるものになったのではないでしょうか。

これからの活動について

「ひだまり体操」の最終的な完成まであと少しとなった現時点において、これからの活動について聞きました。
「ひだまりサロンやテレビ放映など、地域の人に知ってもらう機会は今の時点で多くなってきた。これからはより多くの人にも見てもらいたいし、大きな規模で踊れる機会があったらな…。」と、県内外の人への認知を広げていくことに意欲を示していました。
「具体的には、(まだないが)InstagramやYouTubeなどのSNS媒体を使って広めていくことや、来年の「SAGA2024」に関する活動に参加したり、PRすることなども含め考えている。」と、“現在佐賀で暮らす高校生だからこそできること”を考える彼女たちの姿勢がそこにはありました。

ひだまり体操(「恋♡来い♡SAGA 」)の歌詞

「恋♡来い♡SAGA 」 作詞:チームひだまり 作曲:安武ちひろ
【1番】
西九州新幹線でたまたま隣に
座ったあなたに出会えて 本当よかったわ
あなたと一緒にしたいわあんな事こんな事
佐賀でしか出来ないことをあなたとしたい
あ~あなたと温度差が(SAGA) ほらまたできたみたい
あ~あなたをずっと探(SAGA)してた
わたしに会いに佐賀にきて いつかきっと
波戸岬のハートのオブジェの前で永遠の愛を誓いたいんだ
私に会いに佐賀にきて 吉野ケ里で
おそろいの勾玉を作ったり 二人でバルーンを眺めてよ愛をずっと育みたいの

【2番】
呼子のイカを食べてる君の笑顔
その笑顔をこれからもずっと見ていたい
君と一緒に行きたいあんなとこ こんなとこ
佐賀でしかできないことを君としたい
あ~君の浴衣の姿にドキッとしたよ
あ~嬉野温泉の花火で
君に会いにSAGAに行く いつかきっと
虹の松原をドライブで唐津バーガーを二人で食べたいんだ
君に会いにSAGAに行く
有田焼のおそろいの湯飲み作ったり 二人でいちごを食べながら
仲をぐっと 深めたいんだ

【3番】
君と過ごした毎日幸せいっぱいで
いつも隣で笑ってくれて本当ありがとう
君の笑顔に毎日癒されていたい
浜野浦の棚田見ながら伝えよう気持ち
あ~佐賀の夕日が背中を押すよ上手くいくように
あ~二人で鐘を鳴らしたい
君とSAGAで生きていく これからもずっと
おそろいの湯飲みを使って二人で
毎朝うれしの茶を飲みたいんだ
君とSAGAで生きていく 祐徳神社で
二人の未来を誓って
豊かな自然に囲まれた
佐賀でずっと暮らしたいんだ

「にわか劇」について☺

同日にお披露目のあった「にわか劇」についても少しご紹介します!

嬉野高校では昔から授業で学んだことをアウトプットする機会として、生徒たちによる「にわか劇」を行ってきました。
コロナ禍で一旦途切れたその伝統を、今年度から再開することになったそうです。
にわか劇は、①認知症についての説明  ②認知症の方への対応の実演 といった構成になっています。
認知症の症状である記憶障害や理解力・判断力の低下について説明のあと、認知症の方への対応の“いい例”、“悪い例”が生徒たちによって実演されました。

現在の活動について、その想い

始まったばかりのにわか劇の活動、授業や部活の合間を縫って集まっているというメンバー。ただでさえ忙しい高校生活の中でも、にわか劇の活動に向き合う理由があるそうで。
「自分たちが学んだことを単に説明するのではなく、口語的に楽しく学んでもらいたい。そのほうがより多くの人に伝わると思う。」(栗田さん/おじいちゃん役)と、地域の中で認知症の方と共に生きる現代社会に目を向け、一人ひとりが暮らしやすい世の中を想像しながら活動しているそうです。
またそんな中でも、劇の構成はほぼ生徒たちで考えるため、伝えたいポイントを押さえてセリフにしていくことが難しいと語っていました。

これからの活動について

本格的な活動はこれからという嬉野高校にわか劇。
「認知症についてより多くの人の理解を深めるために積極的に活動していきたい。」とメンバーは口を揃えて話していました。
また、ひだまり体操の内容を劇に昇華させたものも作って、佐賀に暮らす人たちへの働きかけに力を入れていくことも考えているそうです。

取材中、生徒たちがキラキラとした目で自分たちの活動を振り返る姿がとても印象的でした。

「高校生」という、真っ白な状態の生徒たちが佐賀の素晴らしさを発信することや地域活動を通して様々な人と関わり合いながら地元、そして外の世界に目を向けることはとても素晴らしいことだと思います。佐賀の未来がより楽しみになる、そんなお披露目会でした!

関連情報

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