佐賀の真ん中、江北町
農業の盛んな江北町も農業人口が減少し、後継者不足と若手農業者の経済的な自立は大きな課題となっています。一方で、町内の人は身近で農産物の生産が行われているにも関わらず、町内産の農産物を食していません。この現状を少しでも解消し、地域内での食の流通を活発にしようと、江北町の若手農家で設立されたグループが中心となり、町内で地産地消ができる仕組み作りに取り組んでいます。そのことによって自分たち農業者の経営の発展や地域農業の活性化、そして子供達の食育などを目的に活動を続けています。
若手の農家の挑戦
無人販売所の設置や江北町のシンボルみんなの公園でのマルシェ開催などを通し、江北町産の農産物をPRしています。また、町内の飲食店と協力し、自分達が育てているアスパラやキャベツなどを使った、お弁当販売を通し地産地消に取り組んでいます。
冊子「こうほくふうど」では、江北町の農産物、農業を身近に感じてもらうことができるよう、生産者の普段の暮らしや農家ならではの農産物おすすめレシピ、グループの日々の活動の様子を紹介しています。
子供達に郷土の味を
メンバーは子育て世代が多く、様々な活動を通して、町内の人々に江北町産の農産物を知ってもらい食べてもらう環境を目指して今後もマルシェの開催などを続けていきます。
子供達が成人し、町外へ出た時「江北のお野菜は美味しいね」と言ってもらえるように頑張っています。