残りおよそ1年半!
任期満了後を見据えて…
梅雨も終盤に差し掛かる6月末、佐賀市内で県所属地域おこし協力隊員向けの研修会が開催されました。
当日は、天候不良により予定通りの行程が取り行えない中での開催となりましたが、多くの隊員の方が参加し、活発な意見交換のある素敵な時間となりました。
佐賀県所属協力隊(Saga Medium Lab = SML)の皆さんは今、3年間の活動の折り返し地点を迎えています。任期終了後の進路選択の筋道を立てるため、このタイミングで「自分の仕事をつくる」をテーマに掲げ行われた研修会。
今回は講師として 西塔大海さん を迎え、講義が行われました。
西塔さんは東日本大震災復興支援の会社の立ち上げに関わったことをきっかけに、地域づくりに興味を持ち、2013年に地域おこし協力隊として福岡県に移住後、現在は全国各地で地域プロジェクト設計・支援に取り組んでいます。
講義の内容には「自分の特性を活かし、地域で活動してきた“協力隊”だからこその進路設計をしてほしい」という西塔さんの想いが、至る所に散りばめられていました。
協力隊OB/OGの任期終了後の定住率や就業・起業の動向、起業にまつわるそもそもの基礎知識に関してなど、SMLの皆さんが現在抱える大小の不安や心配事を拾い上げるような内容が盛りだくさん。
中でも「好きなことを仕事にすべきか」という問いについては、協力隊のみならず社会人なら誰もが一度は考えるテーマだったと思います。
・できること(強み)
・求められること(お金を払ってもらえること)
・やりたいこと(好きなこと)
以上の三つの要素を実際に自分の“現在”に落とし込んで考え、理想を思い描いた上で、そのバランスの取り方について西塔さんと共に考えることが出来たのではないでしょうか。
また、任期終了後の起業など、進路選択に向けた本講座の最後には、西塔さんからの「自営業を準備するための5つの“処方箋”(=今は深く考えず、とにかく服用し、より良い方へ導くためのお薬のようなヒント)」が授けられました。
そのうちの一つである「運がたまる効用」のある“処方箋”について、最後にご紹介いたします。
運がたまる、良くなる方法はずばり、「基本を大切にし、信頼をつくる」ことだそうです…✨
具体的には、
・信頼貯金を貯める
・笑顔で、機嫌よく働く
・自分だけの「正しさの域」で孤立しない など。
日常の中でほんの小さく思えるようなことでも、誰かが見ていてくれたり、巡り巡って自分のためになっているということを伝えてくれました。
自分の近い将来を思い描き、現在の活動を見つめ直す。
それはいずれ、遠い未来の自分や自分の周りの大切な人、引いては社会のためになる“糧”になるのではないでしょうか。
各隊員にとって、少しでも有意義な時間になっていることを願います…!
関連情報
■ SML公式ホームページ
■ 西塔大海さん紹介ページ(SML公式ホームページ)
■ 地域おこし協力隊紹介ページ (さがじかん)
■ 令和5年5月23日 白石高校地域連携講座(さがじかん)