令和2年8月からスタートした『山の会議（仮）』とは、山に関することを「地域による、地域のための、地域のみんなで考える会合」です。佐賀県内をエリアごとのブロックに分けて開催し、世代や業種を越えて多くの人が集まり、真剣に考え、想いを伝え合います✨
この度、新たに武雄・白石ブロックで開催しましたので、当日の様子をレポートします❕🏃
🏔日 時： 令和５（2023）年11月23日（木曜日・祝日） 13時00分～17時00分
🏔会 場： 武雄温泉保養村 もよおし広場（武雄市武雄町大字永島）
🏔参加者数： 30名
○アウトドア体験： 池ノ内湖でのカヌー体験
武雄温泉保養村の敷地内にある貯水池「池ノ内湖」でカヌーを体験しました🛶
プレゼンターは、SAGASOW自然体験教室代表の川田修三さんと、六角川 川の学校代表の下田代満さんです。波がないので流されることもなく、初心者の方も気軽に楽しまれていました。
○アイスブレイク： コーヒーの手挽き体験
プレゼンターである、Coffee Shop 喜蔵オーナーの原田裕久さんにデモンストレーションを行っていただき、挽きたてのコーヒーを味わいながら、各グループでの交流を深めました☕
また、焼き菓子を提供してくださった、菓子職人の小屋デタント代表の相森真一さん、当日お土産にみかんを持参くださった、農業女子 AGUMI Group会員の桑野真子さんからご挨拶をいただきました❕
○第1部 地域の素晴らしさについて語り合う
次に、武雄・白石の素晴らしさを各グループでブレストしました❕
「樹齢3千年以上の大楠はパワースポット！ 」「黒髪山や御船山など、形が特殊な、目立つ山が多い。」「有明海から潮が上る六角川」「山付きの城下町だった須古城」「西川登の弓野人形」「野菜のなんて美味しいことか！ 」「教育施設が豊富」「まちがコンパクト」など、武雄・白石のいいところがたくさん出てきました✨
さらには、「本当にいいものがたくさんあるのに、地元の人、地域の人はそのことに気付いていない。」「もっと横のつながりが太くなれば、ひとつの“佐賀”になるのでは。」などの課題や展望も見えてきました。
○第2部 地域の未来について語り合う
地域資源を今後どのように活かしていくか、地域資源を使って変えたいことをディスカッションしました。
少し抜粋してご紹介しますと・・・
「六角川を中心に活動しているが流域のつながりで実施するイベントがない。各町でマルシェと六角川でカヌーを実施し農産物や魚介類を宣伝する場を作り、流域全体で交流を図りたい。」
「当たり前のものがいいということをメンバー全員が口を揃えて話していた。今あるものを活かすことにより、昔見た懐かしい光景が当たり前だったけども、今思うとかっこよかったなと思うとUターンも増えてくるのではないか。」
「白石町の資源というと農産物なので、レンコン、玉ねぎ、いちごを活かしたものがつくれたらいいと思う。例えばカフェで、実際にその産物が使われているところを目の当たりにする機会をつくりたい。」
などなど、地域への熱い想いとともにいろいろな意見やアイデアが飛び出してきました🔥😸
○まとめ、総評
最後に、ファシリテーターを務めていただいた、イデアパートナーズ株式会社代表取締役の井手修身さんから、以下のとおり総評をいただきました。
・ 地域の「資源」や「課題」が既に皆さんの中で顕在化している。
それを誰に向けて編集・加工して伝えるか？ ターゲットをどこに置くかが重要。
同じ資源、課題であったとしても、ターゲットによって伝え方、見せ方が違ってくる。
・ ターゲットの考え方の一つに、年齢や属性ではなく「共感する人」とする手法がある。
共感してくれる人を紐解いていくと、まさに商品やサービスができていくのではないかと思う。
○最後に
開催にあたっては、飲食店を経営されている方、農業を営まれている方、会社員の方、お寺のご住職など、様々な業種の方にお集まりいただきました。
今回ご参加いただきました地域の皆様、どうもありがとうございます✨
山の会議（仮）が単に楽しかったで終わらず、ご縁がつながり、出てきた意見が今後の地域発展に向けてどのように動き出すのか楽しみです❕
山の会議（仮）の名称は、地域で話し合いを進めていく中で、各ブロックの会議の名称や取り組みも自分たちで創りあげていただきたいという思いから「（仮）」をつけています。
山の会議（仮）はこれからの山の暮らしや営みを持続可能にする、はじめの一歩です。
＼ 当日のライブ配信（アーカイブ）はこちらから！ ／
🏔山の会議（仮） YouTubeチャンネル🏔
https://www.youtube.com/watch?v=T4BYj8NVlc8
