仏教、神道、キリスト教(カトリック)と3つの宗教の信徒が共存している、離島の中でもめずらしい特徴を持っている馬渡島。教会や江戸時代にも使われた見晴らし台など島内に点在する観光&グルメスポットを紹介。
定期船「ゆうしょう」
馬渡島までは呼子港から定期船「ゆうしょう」に乗って40分。途中、名護屋港にも停まります。島の人は買い物を名護屋ですることが多く、島内と本土にそれぞれ車を置いている方もいます。
カトリック教会
神道、仏教、カトリックと異なる3つの宗教が共存する馬渡島。カトリックは江戸時代の隠れキリシタンが迫害を逃れた人々によって伝わったと言われています。
教会は、カトリック教徒の集落がある丘陵地の中腹に建っています。現在でも毎週ミサを行なっているんですよ。
馬渡神社
神道と仏教の教徒の集落がある島の中心地(船着場のあたり)にある神社。こじんまりとしながらも手入れが行き届いていて、気持ちの良いたたずまいです。
番所の辻
島でもっとも標高の高い237.9m地点に位置する見晴らし台。眼前には玄界灘が広がり、晴れると対馬まで見通すことができます。幕末のころ、ここから黒船を発見するとのろしを上げて名護屋に知らせていたそうです。
浦丸商店
島で唯一の商店。生活用品がそろっていて、島の人たちにとって欠かせないライフラインです。レトロな雰囲気の店内や切り盛りするおばちゃんの優しさに癒やされます。
なないろ工房「まだらまんじゅう」
ほんのり甘いあんこをふっくらとした生地で包んだ島の名物・まだらまんじゅう。昔は、それぞれの家で作って島の冠婚葬祭の際に食べていたものを、牧山さんの家に伝わるレシピを受け継いでなないろ工房で製造・販売しています。オンラインでも販売しており、県外に住む島出身者からの注文も多くあります。島なつかしの味を、ぜひ。
一福「ちゃんぽん」
玄界灘に囲まれた馬渡島は釣りスポットとしても人気で、多くの釣り客が訪れます。釣り客御用達の民宿・一福では昼食も提供。人気は具だくさんのちゃんぽん。そのほか、刺身定食などもあります。※昼食は予約制
教えてくれた人
サテライトゆうぜんのみなさま
2022年3月に開設した「サテライトゆうぜん」。高齢化と過疎の進む離島で、高齢の方々が1日でも長く島で生活できるサポートを行なっています。
https://www.facebook.com/yuzen.yobuko/?locale=ja_JP
サテライトゆうぜんインタビュー
https://www.sagajikan.com/yomimono/2722/
・離島に高齢者施設を開設した理由
・いつも通りの生活を続けながら介護に慣れてもらう
・開設後の反響、島民とのエピソード
・今後の展望
唐津・七つの島について知りたい方はこちら
https://www.sagajikan.com/about/island/seven-island/