先日「JUSTSEEINGSTUPID」の佐賀会場へ行って、共催であるPICFAの桐さんにお話を伺いました。
「『福祉と床屋がタッグ』なんてわけがわからないですよね(笑)チラシも最小限の表現で分かりにくいものにして、ぜひ皆さんに来てみて確かめてほしかった」PICFAの職員である桐さんは語ります。
「作品や商品は完成されたものをを展示・販売するのが一般的です。でも、それだけでは作品の背景や過程は届きづらい。表現者がどんな思いで、どんなストーリーがあったうえで作品が作られるかをもっと皆さんに知っていただく機会を持ちたかった。」
「10~20代の若者世代に来てほしいし、異業種との交流でどんどんつながりが展開していくことを実感できるイベントにしたかった」
実際に参加店舗による、色んな形でコラボがなされていました。お酒のラベルはPICFAのデザイン。家具店の廃棄する家具を使ってPICFAがアート作品を生み出しています。(↓の画像)
酒づくりに使われた袋を使ってソファーが作成され販売していました。
提供される食事は地元基山の食材で、ここにもPICFAの作品がワンポイントシールとして飾られています。
コラボするのは参加店舗だけではなく、来場者もコラボできるしかけがありました。お酒のラベルを作るワークショップでは、名尾和紙を使います。
PICFAが制作したラベルで基山町の日本酒も販売されていました。
ヘアカットのデモンストレーションの隣でライブペイントも行われました。
あらゆるものがコラボし合っているにも関わらず、不思議な一体感がそこにはありました。
コラボ作品のソファーに座り、アート作品を観ながら食事をとると…自分も空間の一部として、来場者と迎える側の境さえなくなったような奇妙な一体感を感じたのです。これが主催者の意図なのかと体得する、そんな経験ができました。
桐さんは語ります。「今回は佐賀と福岡の会場に2箇所で開催します。理由は、お互いの良さを分かるためです。佐賀県の人は福岡会場に来てほしい。福岡県の人は佐賀会場に来てほしい。」来場者や会場のコラボもねらいの中にありました。これほどまでにコラボにこだわったイベントは、まさに「新感覚」でした。
(新型コロナウイルスの感染対策は行っていますが、感染状況をご確認のうえ、ご来場ください)
Facebook:「PICFA (医療法人清明会 障害福祉サービス事業所)」
※佐賀県では自発の地域づくりを推進しています。