これは大町町の地域おこし協力隊の拠点「Peri.(ペリドット)」の先週の様子です。
8月の大雨により、大町町地域おこし協力隊の拠点となる「Peri.(ペリドット)」も床上浸水の被害を受けました。オープン予定の直前に浸水してしまいました。設置した畳も水に浸かったので撤去し、今は支援物資を山積みして、支援活動拠点のひとつとして動き出しています。
他の市町の地域おこし協力隊や、協力隊の関連団体の人が後片付けに駆けつけてくれたおかげで、ペリドットも早い復旧ができたそうです。
おととし令和元年の佐賀豪雨の時は、平井さんが地域おこし協力隊に着任してすぐの出来事でした。公門さんは当時は地域おこし協力隊ではありませんでしたが、災害支援を専門に行うNPO法人の職員として、2年前の佐賀豪雨の災害支援に携わっていました。二人とも2年前の被害を知っているだけに、何とか力になりたいと考えています。
公門さんは災害ボランティアの方の調整や大町町の状況把握などをされています。
前職の災害支援でのネットワークや、地域おこし協力隊の活動で得た地域の人とのつながりなど、色んな連携を取って支援が行きわたるように日々奮闘しています。
平井さんは平日はペリドットに常駐し、拠点の対応をしています。
拠点では物や人が常に行き交いバタバタしていて、あわただしい雰囲気です。日曜日には、被災したご家庭の子どもさんを預かる取組のメンバーとしても活動しています。
被災したご家庭は、週末に自宅や周辺近所の後片付けで子どもをみることができない、被災したおうちでは子どもが遊べずストレスがたまっているなど様々な事情で、被災したおうちの子どもたちが安心して過ごせる居場所が必要です。
平井さんからこんなお話がありました。「国道を通ると、元に戻ったかのような印象ですが、現実は違います。浸水した1階では生活できないので2階で生活し、台所とお風呂が使えないお宅もたくさんあります。このような生活が長期化しては、被災した方の体と心が心配です。まだまだ支援が必要な人が大町町にはたくさんいます。少しずつでもみなさんからご協力いただければ、それは大きな支援となります。ぜひみなさんにご協力をお願いしたいです。」
大町町だけではなく、佐賀県の各地でこのような事態になっています。みなさんそれぞれに、ぜひご支援をいただければと思います。