伊万里市の二里小学校6年生41名が令和3年9月30日、
市内で唯一漁港のある波多津町にて養殖や塩づくりの作業を体験し、地域の漁業の歴史や魅力について学びました。
この体験ツアーは、地域の魅力発信や賑わいづくりに取り組む「特定非営利活動法人まちづくり波多津(以下、まちづくり波多津)」により実施されました。
「獲りに行く漁業から育てる漁業に。波多津湾は栄養豊富で養殖に適していた。」
元漁協組合長さんから波多津の漁業について話を聞いた後、実際に漁船に乗りフグの養殖場にて餌やりを体験しました。
また伊万里湾をクルージングし、造船所で建造中のタンカーを海から見学するなど、
初めての体験に子どもたちは終始感激の声をあげていました。
波多津ふれあい広場に併設されている製塩所にて、海から汲み上げた海水を煮詰め塩を作る体験も行いました。
塩を味見した子どもたちは、煮詰めたばかりの塩をなめると苦く、脱水した塩はサラサラで美味しい。味のちがいから「にがり」が抜けたことを実感していました。
まちづくり波多津の小杉事務局長は最後に、
「いろんな経験をすることが大事な時期。経験したことから自分が好きなことやこんな仕事に就きたいというものを見つけてほしい」と話されました。
まちづくり波多津では、地域の海の幸、山の幸を楽しむことができるカキハウスの運営や天然海水の塩「波浦の塩」の販売を行い、地域内外の方が波多津の魅力を味わい楽しめる取組を今後も続けていきます。