佐賀市松原にある旧旅館松川屋で、10月からスタートした「しんばば歴史塾」。第1回目の講師は、羊羹でおなじみの、株式会社村岡総本舗の取締役社長 村岡安廣氏(以下村岡社長と記載)から「松川屋とシュガーロード」の演題でお話がありました。
シュガーロードとは何か?世界の歴史からのアプローチでルーツをひもときます。さらに佐賀の砂糖文化についてもふれていきます。約200年前の佐賀藩は、長崎の出島から砂糖が伝わり、新馬場通りからほど近くの界隈には16軒の落雁屋と餅饅頭屋100軒が存在したという記録があるそうです!当時の佐賀の砂糖文化のすごさについて語られました。
松川屋をはじめとする新馬場通りは文化的にも感度の高い界隈で、作家の森鴎外が松川屋に宿泊したことを書き記していたり、村岡社長が学生時代に洋画(映画)を観に訪れるなど、ご自身の思い出話とからめて往時の新馬場通りのお話もしていただきました。
村岡社長は松川屋の名物女将と親交もあり、「あなたこういう話(新馬場通りの往時の賑わいや、佐賀の素晴らしい伝統の話)をしなきゃだめよ」と言われていたそうです。時を経て、くしくも女将が切り盛りした松川屋で、講演をすることのめぐり合わせに感慨深いご様子でした。
村岡社長は次回の23日まで講師をされます。今後も様々な方が講師として登壇されます。歴史ある松川屋の2階大広間で、なかなか聞けない佐賀の歴史の深いお話を、ぜひみなさんにも聞いていただきたいです!
第2回は 令和3年10/23(土) 10:30~12:00に開催します!
演題 <長崎街道と伝統菓子>
参加費 500円(資料代)
申し込み・問い合わせ TEL 0952ー97ー9699
(えびすFM内事務局)
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