佐賀県最北端の島・加唐島。呼子港から15分の離島で、たくさんの猫とプライベートビーチのような砂浜、島唯一のカフェごはんに癒される旅へ。
定期船「かから丸」
加唐島と本土をつなぐ定期船「かから丸」。2階のデッキからは、きらきらと輝く青い海や玄界灘に浮かぶ島々、海に沈んでいく夕日などワクワクする光景が見られますよ。片道わずか17分の船旅ですが、ふだん乗らない方にとってはちょっとした非日常。旅の気分を盛り上げてくれます。
▼かから丸の運行情報はこちら
https://www.city.karatsu.lg.jp/koutsuu/machi/kotsu/koro/jikokuhyou-kakarashima.html
※往路、復路それぞれ1日4便ずつの運行です。(2023年時点)必ず事前に時間を確認して渡島してください。
※本土側の乗船場は、地図アプリで「かから丸のりば」と検索すると出てきます。
人なつっこい猫たち
島に到着するとたくさんの猫がお出迎えしてくれます。人の足元に擦り寄って、とことことついてくることも。加唐島は「猫の島」としても知られていて、猫好きの方も多く島を訪れます。Selfishのテラスにも常連猫がいますよ。
オビヤ浦
加唐島は韓国とゆかりの深い島。オビヤ浦は百済の第25代国王「武寧王」が誕生したとされる場所です。玉砂利の海岸で波が当たるたびにコポコポと響き渡る波の音に心から癒されます。きれいな球体のシーグラスや貝殻を拾って加唐島の思い出にするのも良いですね。
椿の花&椿オイル
4万5千本もの椿の木が自生し、島の北側には広大な椿園があります。島の人たちで椿の実を収穫し、手間ひまかけて島の作業小屋で搾油したコールドプレス製法のオイルは、採れる量は少ないですが成分が壊れず、栄養たっぷり。離島カフェ・Selfishのピザも椿油をたっぷりかけて焼いています。Selfishでは、椿油に香りをつけた髪や手に使えるオイルも販売しています。
Selfish加唐島Caféのこだわりメニュー
島椿ピザ
島の野菜は、スーパーで売られている野菜よりずっと甘くて美味しいんです。野菜が苦手だった人も島野菜なら食べられる、と言うぐらい。ピザにはその時々の旬のものを使っています。この日はパプリカとブロッコリー。トマトソース、バジルと椿オイルで作るソースも島の野菜で作っています。ピザ窯で焼いたものをアツアツのうちにどうぞ!
フィッシュアンドチップス
釣りスポットとして人気の加唐島。理由は「高級魚しか釣れない」からです!そんな島の魚をぜいたくに揚げたフィッシュアンドチップス。サクサクの衣とほろほろっと柔らかく旨味の詰まった魚はほっぺたが落ちるぐらい美味しい!魚はその日獲れたものだけを使っています。じゃがいもは目の前の畑で獲れたもの、タルタルソースも島野菜を使っていて、まさに100%加唐島産です。
お芋のバスクチーズケーキ
島で採れた芋と安納芋を使ったバスチー。芋はお店の薪ストーブで焼き芋にしてから潰しているのでとっても甘いんです。グルテンフリーなので小麦アレルギーの方でも食べられますよ。ゆくゆくは、アレルギー対応のメニューも増やしたいなと思っています。
加唐島Blend Coffee &映えソーダ(グァバしゅわわ)
プロのブレンダーの方が加唐島に来て、島をイメージしながらブレンドしたオリジナルブレンドのコーヒー。豆を石臼で挽いて飲む体験もできますよ。映えソーダは、海を背景に撮るとトロピカルな写真になります。ライチやフルーツなどもあるので、好きな味とカラーで楽しんでください。
教えてくれた人
井川えりなさん
Selfish加唐島Café・オーナー
2022年9月にカフェをオープン。母方の実家が加唐島にあるため、島には子供のころから遊びに来ていた。家族や島民と力を合わせて古民家を一からリノベーションしたカフェづくりは、佐賀県内外から注目を集めている。本業は、アクセサリーや家具のデザイン、製作。
Instagram: https://www.instagram.com/taishinmaru3033/
井川えりなさんインタビュー
https://www.sagajikan.com/yomimono/2571/
・離島にカフェをつくった理由
・古民家リノベーション奮闘記with家族&島民
・島にゆかりのある人が集まる場所になっている
・カフェ以外にやりたいこと
唐津・七つの島について知りたい方はこちら
https://www.sagajikan.com/about/island/seven-island/