10月30日(日)に島留学生対象の神集島体験会が開催されました。
体験会には、馬渡島、小川島、松島の島留学生が集まりました。
この体験会の主旨(ゴール)は、神集島での体験を通して、ほかの島の魅力や宝を知ることで、自分たちの住んでいる島の魅力や宝は何かを改めて考えてもらうことでした。
子どもたちには、体験に係るゴールやミッション、神集島のクイズを出題し、神集島の区長さんらと交流しながら、神集島の魅力に触れることができるような体験内容にしました。
体験の前には、神集島の高崎区長さんからの挨拶と仲を深めるためのウォーミングアップとして、参加者から名前、住んでいる島の名前、好きなことなどの自己紹介をしてもらいました。
自己紹介の後には、いよいよ体験場所へ出発。体験はまずエミューの餌やり体験から始まりました。
子どもたちは初めて見るエミューに「恐竜みたいで怖い」と最初は怖がっていましたが、エミューと触れ合うなかで、エミューは怖くなくて優しい動物なんだと分かり、後半は積極的に餌をあげていました。
エミューの餌やりの後、神集島のパワースポットを巡り、流木のオブジェ作りを体験しました。
流木のオブジェ作りは、神集島の海辺にある流木(貝殻も)を拾い集め、神集島の高崎区長さんから作り方を教えてもらいながら、それぞれにオリジナルのものを作りました。
その結果、貝殻の額縁や流木の写真たて、自分の部屋の看板、流木のノコギリやプロペラのオブジェなど個性溢れる子供たちの作品が完成しました。
体験に参加した子どもたちからは、「馬渡島とは違う楽しさを知った、また来たいと思った」「小川島には無い砂浜で貝殻を拾ったり、流木を取ったりした。流木でこのようなオブジェができたことにビックリした」「とっても楽しくて、また小川島とも違う良さがあり、また来たいと思った」「クイズなどを通して神集島のことを詳しく知れた」「エミューの餌やり、拾った流木を使って貝殻をボンドでくっつけて楽しかった」との感想がありました。また、保護者さんからは、「エミューの触れ合いも貝殻拾いも石投げも工作も全てが楽しくてあっという間でした」「神集島では広々と過ごせて、子どもたちも大喜びで子供にとっても良い環境だと思った。また是非遊びに来たい。」との感想があり、楽しい気持ちや喜びの気持ちがこちらまで伝わってくるようでした。
また、今回の体験は、島にあるもの(エミューの餌や流木、貝殻は神集島にあるもの)だけを使い体験をしました。
「身近にあるものを使って考え、工夫しひとつのものをつくることの大切さ(=生き抜く力)」を学びました。
これからの子どもたちが生きていく上で必要な「生き抜く力」を学ぶヒントになった体験会でした。